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日本神話

 『5ちゃんねる』で、「イザナギとかアマテラスは神話だ」というレスを見かける。
 でも。
 縄文時代は”国”という概念がなかった。
 弥生時代になって”国”という概念ができた。
 イザナギ・イザナミはその時代だとすると、紀元前500年から紀元前400年あたり。
 古代ギリシアのソクラテスと同年代。
 もちろん私も「イザナギ」という人物がいたとは思わないが、「神話」と言うには新しすぎる。
 『古事記』が分かりにくく書かれているのが原因だが、世界史で見ればぜんぜん神話の時代ではない。

 三国志の関羽は神格化されているが、アマテラスもその年代だと私は思う。
 イエスよりもあとの年代。
 「アマテラスは実在した」としてもいいんじゃない?
 神話っぽく思えるのは、アマテラスが記述されている『古事記』の表現の問題であって。

 天皇はなぜ「天皇」なのか?
 ユダヤのハスモン朝は、ローマに認められたことで独立国となった。
 同じように「天皇」も、同格である中国皇帝に認められることが必要だったのではないのか?
 そうすると聖徳太子の「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す」によって、「大王」から「天皇」になったのではないか?
 聖徳太子の時代までは「大王」だったが、中国皇帝に公文書を送って否定されなかったから、過去にさかのぼって神武天皇を初代天皇とした。

 蘇我蝦夷や明治政府が天皇家に関する史料を破棄したとか。
 なんでそういうことをするのかな。

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ピラミッドは墓じゃない

 井沢元彦の『逆説の世界史1』を読んだ。
 エジプトのピラミッドは墓じゃないんだって。
 ピラミッドには玄室(死者を埋葬する墓室)はあるけど、そこにミイラはない。
 王家の墓は別に発見されている。
 ピラミッドは墓ではなさそうなんだけど、でも他に有力な説もないから「とりあえず王墓」という説明を続けているらしい。

 モニュメントじゃないの?
 ピラミッドは王の精神が、肉体を離れて復活する場所で。
 空っぽの玄室に復活する。
 国民はピラミッドを見て、あそこに王の精神が宿っている、みたいに思う。

 「ピラミッドが墓だ」というのは、紀元前450年ごろのギリシア人ヘロドトスがエジプトを訪れ、現地の人に聞いたら、そう答えたということらしい。
 「精神が宿っている」というのを「墓」と表現するのは、そんなにおかしくはないだろう。
 精神と肉体は別で、肉体用の墓と精神用のピラミッドが必要だった、とか。

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ストロング系バアさん

 禁酒27日目。
 スーパーに行ったら、小柄なバアさんがストロング系を買い込んでいて。
 「これは負けるわけにはいかねぇ」と一瞬思ったが。

 いや、今日飲むのはいいよ。いいじゃん、たまには。
 でもそしたら飲み続けるじゃん。
 そしたらやっぱり不調になるじゃん。
 やめるときが大変で。
 それを思うと億劫になって、禁酒継続。

 でもそのストロング系バアさん。「よく飲み続けられるな」と思って。
 体の不調とかないの?
 私が細かい不調を気にしすぎているだけ?

 連休も明日で終わり。
 何をやっていた?といえば、古代ユダヤの勉強。
 でも、まだイエスの時代にもたどり着いていない。
 マカバイ戦争をだいたい調べ終わったところ。

 でも、「一神教の歴史を理解するならエジプトの歴史も調べないとダメなんじゃないか?」と。
 余計なことに気づいてしまった。

 ↓『ウィキペディア』エジプトの歴史
「出エジプト記」の時代はエジプト第18王朝と考えられている。

 そうすると第18王朝のエジプト新王国(紀元前1570年~紀元前1070年)や、その前史として紀元前2000年頃のエジプト中王国の歴史も知っておく必要がありそうな。
 「うわぁ」ってなってる。

 昨日、たまたまテレビをつけたとき、NHKで「ツタンカーメンの秘宝 第2集」をやっていた。
 その時代です。「出エジプト記」は。

 半分ぐらい見逃したけど、最後のほうで「ツタンカーメンのミイラには心臓がない」と。
 「ツタンカーメンのあとを継いだ神官アイの嫌がらせじゃないか?」みたいに研究者は言っていたが。
 でもアイは、インド・ヨーロッパ語系のミタンニ王国がルーツ。
 エジプト人とは違って、現世への復活が必ずしも幸福とは思ってなかったんじゃないの?と思った。

 このNHKの番組。再放送はないのか?と、NHKのサイトを確認したら。
 ついさっき、第3集が終わったばかりというのを知った。
 ええ?
 まぁ第3集は秘宝の紹介みたいで、それには興味ない。
 第2集の「再放送リクエスト」をクリックしておいた。

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